鮭いくら茶漬け

お茶漬けサラサラ

別になんてことないがこの別にとは

秋! いやしかし今日は暖かだな。春かと思いました。でももう12月か。気付かぬうちに歳をとっていたりして、はは、笑えぬ。

こうして2020年も終わるのでせう。このブログも、もうすぐ始めて1年か。ははあ。

 

近況をば。

  • 熱海は素晴らしかった
  • ディズニーランドミラク
  • ランダムグッズで奇跡が起きた
  • シーツを洗濯しまくった
  • 下北で安い服をばばばと買った
  • 家族みたいな友人など
  • 名古屋を愛してしまう
  • クリスマスにチキン丸ごと焼く

何のこっちゃ? まあこんなところですかね。腸炎という幕開けだった10月、十分楽しかったし、11月も楽しかった。これからも楽しい。

 

色々ありつつ、何もない。情緒も比較的安定してるな。これは恋愛をしていないからだろうけど...。恋愛、常に「まだ早かった(T . T)」てなる。高度すぎるよ。

頭では「この人は絶対私のこと好きにならないし、未来も見えない」てわかってるのに、性癖がそれを上回って好きになっちゃう、て感じでいつもズブズブ落下してるんだけど、最近性癖と理性がこう、噛み合ってきたというか、一致してきたというか、そんな感じになってきた。

いや、なんで恋してないのにわかるんですか? て感じなんだけど、最近好きなキャラの系統から察するに、そうなんですよね。そうなんだよ。ははは。キャラで察するな。

まあ、とか言いつつ、性癖にがっつり食い込んでくるキャラには狂ってるんですが....。でも、ここまで私の秘孔を突きまくる人間っていないしな。ラギー・ブッチ、罪な男だでな。ははは。ハア。

いや、なんの話をしてんだ....。お前の性癖とか、知らんよ......。

 

クリスマスは、例年通りいつもの仲間達とパーリーするんですが、今年はチキンを丸焼いてやろうと思います。上手にできました〜🎶 ってな! お腹にガーリックライス詰めたやつ作るよ。楽しみだな。

あと赤レンガのクリスマスイベントにも行く予定だし、横浜のホテルも取ったし...。ホテルが好きだから、GoToはめちゃくちゃありがたい。第三波とか言われてる今の時期、顰蹙かもしらんが。正直、自分の精神の健康を維持したい、私は...。

4月から5ヶ月くらい誰とも遊ばず、一人家でずーっと過ごしてたんだけど、今思うとちょっと精神がおかしかった気がする。一人にあまり向いてないというか、苦手なんだよな、そもそも。でかい台所のある家に人と住んで、料理ガッサガッサ作ってたら躁鬱の気も落ち着くだろうな。知らんけど。

絶対結婚したいとかも特にないし、恋愛したいわけでもない。でも愛は大事だな。愛があればさあ。別に愛って恋だけに特化した感情ってわけじゃないし。

また愛とかいってるなー。愛って範囲が広すぎて、とりあえず愛って言っとけばまとまるっしょ、みたいなとこあるよね。ないか。でも愛は大事だよ。

 

最近iPhoneの予測変換が狂ってる。あなたはどうですか。ほいじゃ。

 

ソシャゲばっかやってんの

ばんこ〜。

腸炎で行き場のない食欲を燻らせた結果手に入れた手羽先餃子二十本、昨日我が家に入荷いたしました! ワホホーイ。土日に共に腸炎になった友人などを呼んで宴するから、その時に食べます。嬉しいね〜。

 

最近、というか九月頭くらいから再び、かなりでかめのオタクウェーブがやってきたので絶好調波に乗らせていただいています。だから全然本も読んでねえや。ははは。机の上、ツイステのお菓子ばっかりあるよ。オタクウェーブが来るとこうなる。漫画は読んでんだけどねえ。鬼滅の新刊、ヨヨヨ、となった。ヨヨヨ。

そんな感じで、最近は本を読まずに文を書いてるけど、なんというか、文体が誰かに寄らなくていいかもしらん。なんせ私はすぐ影響を受けるので…、例えば、町田康とか読むとめちゃくちゃ移る。町田康の文章かっこよくて面白くて大好きなんだけど、真似るのはちょっと違うというか、本人に失礼というか、おこがましいというか。真似できる代物でもないだろ! という…。

自分の文、特別上手でも特徴があるわけでもないけど、愛着はあるんだよなあ。大事にしたいよ、人の文章も、自分の文も。何を言ってんだ? 本は読むと面白いから読んだほうがいいと思う。

 

最近性についてよく考えます。急になんの話? という感じですね。性ってジェンダーとかフェミニズムとか男根主義とかそういうんじゃなくて、シンプルに「性行為」のことです。さらになんの話? という感じだな…。

別に「誰とでもいいからヤリてー!」「寒いから人肌恋しー!」ていうわけでもなく、淡々とセックスについて考えていますね。動物の交尾のことずっと考えてた時と似てる。

不特定多数の人とセックスしたがる人って、死ぬまでそういう欲求があんのかな、というのが素朴な疑問としてあります。なんか愛情とかとは別にある切り離された感情なのか? 知らんけど。難しいねー。

前、知り合いが「前戯はいいけどいざ、となると自分が獣じみてて萎える。豚とかと変わんねーじゃん、と思う」とか言ってて「いや、人も豚も同じですが」と思った。「それ豚に失礼すぎんか」と返した。豚に失礼すぎるだろ。人間も豚も動物だが⁉︎    

そういえば前に別の友人が「鯨を食べるのは許せないけど豚とか牛は別に家畜だからいい」と言っててガチ喧嘩したことあったな。なぜ同じ動物でそんな差が生まれるのか。文化の違いなんですけども…。そして私は鯨が大好き! 美味い! 肉! 食べたい! なんの話でしたっけ? みんなみんな生きているんだ友達なんだ🎶

 

明日は髪の毛を切りに行くので楽しみです。細いハイライトいっぱい入れて虎にみたいにしようかな。髪を切るの大好き。というか美容院でシャンプーしてもらうのが好き。ほぼ毎回寝る。いつもお世話様です、という気持ち。髪を切ったあとは、最初に書いた通り友人と宴をして映画を観て酒飲んで、といういつも通りの週末でしょうね。

めっきり寒くなってきてワクワクしております。今年は魔王みたいなコートを買おうか、かっこいい香水を買おうか、アイシャドウパレットを買おうか、人を殺せそうなブーツを買おうか悩んでいます。全部買っちまうか⁉︎    

みなさまもよい週末を〜。ほいじゃ。

健康第一ですぞ

先週頭からどうも腹具合がムムム、木曜日に明らかにおかしくなり追い打ちの孫悟空頭痛と発熱でいよいよぶっ倒れた。

自分の「痛いよー!」という声で三、四回は目覚め(マジで死ぬかと思った)、体温計の数字を見て再度ぶっ倒れそうになりつつ(熱って自覚すると具合悪くなるよね)病院に向かい、鼻に綿棒を突っ込まれて赤ちゃん返りし、帰宅して薬を飲んで入眠、パジャマがぐっしょりするほど寝汗をかいてスッキリ回復したのが金曜。怒涛。なんだったんですか。恐らく生肉を食べたことによる急性腸炎(同じ日に同じものを食べた友人も腸炎になった)であろうと。グエー。死んだ。

風邪ひいても食欲落ちない、失恋してもしっかりご飯を食べる私ですら、さすがに食べ物を見たくもなくなりましたね。

ちょっと回復してから「マック食べて〜」「すき家食べて〜」なったけど、感情に体が追いついてこない感じだった。欲求解消のために手羽先餃子の取り寄せをした。一緒に腸炎になった友人呼んで快気祝いする。ちなみにPCR検査は陰性でした。結果を待ってる間、高校の合否通知が来る時よりも緊張した。


そんな十月の幕開けでしたがいかがでしょうか。幸先悪いかね。まあ過ぎたら大抵のことは大丈夫になるし別に今も大丈夫ですね。またとりわさも馬刺しもたたきも、いくらでも食べるぞお。

秋は友人各位といろんな予定を立てたので楽しみです。十月末にはエッチな人妻と熱海でしっぽりするし、十一月は友人とディズニーランド行く。小学生ぶりだから嬉しい。キャッキャ。

十二月はクリスマスパーティーもするし、やっぱ秋冬はイベント多くていいな。十月から三月までを永遠に繰り返したい。まあ夏も春も好きだけど、やっぱこの辺が一番好きかなー。


ところで腸炎っていつ治るんですか? なんか永遠に腹が痛い。嫌だな。いつから酒飲めるんだ? 肉は? 何食べてもダメならもう何食べてもいいか? 健康が一番ですな。やれやれ。ソシャゲしてこよー。ほいじゃ。

あっちゅーまオータム

ウギギ、作文久しぶりにするな。どうもどうも。すっかり秋ですなあ。

最近何してましたか? 私はオタクでした。私にはオタクの波とサブカルの波があって、今はオタクの波到来、サーフィン絶好調なんですね。素潜りの方がイメージは近いか…。ソシャゲばっかやっています。ニッコリ。

躁鬱の気もやや見られるんだけど(医者に行ったことはない)、オタクの時はずっと躁、すげー楽しいハッピー最高! て感じ。サブカルの時は逆に波が激しくなるな。鬱の方が多いし。ずっとオタクの方がいいのでは。

 

私は根暗ではない(趣味は根暗)んだけど、「強い」「根明」みたいなことを言われ続けると、「うるせーボケが!」という気持ちになりがち。私の事あんま見えてないんかな? 知らんのかな? もしくは知る気がないんかな? とか、思ってしまう。私よりよっぽど明るくてあっけらかんとした強くて気持ちのいい人間、たくさんいるし。マジで。

なんなら私は仲のいい友人たちに「躁鬱で自分にも他人にも厳しくて時々気が狂う、ヘタリアで言うとドイツ、ヒプマイで言うとサブロー、サウスパークで言うとカイル」と言われています。自分でもまあ否めない、と思っている…、いや、サブローほど厨2でもないしドイツほどクソ厳格でもないけど。要素として。

 

TumblrというSNSで、鮭いくらとして文つらつら書いてたら、自分と乖離した人格を見て話されているような気がしてきて、ウギー! となって、アカウントを消した。前に書いた、承認欲求が云々、というのも大きな理由だったけど、こういうのもでかい。私の表現に問題があったんかもしれんな。それは反省すべき。ウグー。

そのあと割とすぐ、新しいアカウントを作って、意図的に手を加えた加工装飾かっこつけ文、を書いて載せてたんだけど、askで鮭いくらだと誰かにばれていることがわかり、終了。気づいてもらえてありがたなあと思いつつ、ばれたらジ・エンドだな~とも思っていたんでまた消した。短い命でしたなあ、南無。

Tumblr、なんちゅーか性格があんま合わないんじゃねえかな、という気がする。知らんけど。暗いし湿気が凄いし。鬱の方に引っ張られてしまうというか。この辺は相性の問題なんだろうけど…。

これはただの悪口だけど「ここは居心地がいいです」みたいな、傷の舐め合いをしている雰囲気も苦手。私が居心地の良さを感じられていないから思うんだろうけど。てか、それだけだな。

まあ、でもこれは私の人間性とか心の狭さに問題があるんであって、Tumblrを使う人を否定するつもりは全くないです。今更ながら。うまく使ってる人もたくさんいるし、Tumblrを通じて友人ができたりもしてるし。

なんていうか全部、私のせいであり、私のせいではないという感じですね。

 

とか考えていたらすぐ冬になる。秋はせっかちなのですぐいなくなりますねえ。

秋はエッチな人妻と熱海でしっぽりやるし、冬は友達とワイン飲んでチェックのセーター着てハリポタ観る計画を立てています。

やっぱ私は人と過ごすのが好きなので、孤独は向いておらんでござる。恋人がいなきゃ寂しい! とかいうのは全くない。いい友人がいるからかなあ。今が楽しい。あと私は恋愛すると気が狂う。

 

なんかめんどくさいことをだらだら書きましたね。ははん。とりあえず友人と一万円かけてダイエットバトルすることにしたので頑張りたいと思います! ムン! ほいじゃ!

お~セプテンバー、って言わないの?

盆休みが終わってから、夏のプレイリストを封印して、酷暑に喘ぎつつ殺意を抱えて労働を殴っていた。労働というのは殴ると金を吐くのです。殴らんでも吐くけど。

夏のプレイリスト、ちゃんと曲順も考えてブログで長々説明したりしよう、つって思ってたけど、なんだかんだでばたばたと夏が過ぎ去っていったので、ま、また来年ですね。

夏の雰囲気、あのすべての生命がぎらついて主張して浮ついている感じ、は嫌いじゃないけど暑いのだけがもうどうにもダメなので酷暑はご勘弁ください。やっこ食ってでーんとかまえていられない暑さだったじゃないですか。ねえ。埼玉の酷暑はシンプルに害悪です。

 

そうして日々は過ぎてゆき、無糖の炭酸水が歯を溶かすかどうかを考え、ドンキとしてドンキを全力で表現しているドンキたるドンキ、に車をぶいぶい走らせていたら、とっくに九月だった。気づけば九月。

高校生の頃なんかはTwitterでみんな「セプテンバーさんだ」みたいなこと言ってた気がするけど、今年は見かけなかったな。ラッドに特別な感情はないけど一部の曲は好き。イーディーピーと揶揄とか。無人島のアルバムが好きなのかもしらん。

音楽好きですか? と訊かれると、うんまあ恐らく、と言うけど、音楽詳しいですか? と訊かれると、いやまったく、と言う。

何と言いましょう、好きだからあっちこっち手当たり次第に聴いてるけど、このコード進行がどうでとか、ロックのジャンル分けとか、ビートがとかメロディがサウンドが、そのあたりの知識がないんだよな。まあ知識がなくても楽しめるのが音楽のいいところではあると思う。

 

新しく文を書く場を提供していただけそうで、非常にワクワクしている。ウォー。

先日、物書きの友人と「比喩を使うかどうか」みたいな話をした。彼女は「比喩に頼ってしまう」と言ってて、私は逆に比喩が浮かばないからもう何というかそのまま言うしかない、という感じでして。して。

まあしかし、そのまま書いたからって書き手の意図が綺麗に濾過なし色眼鏡なしで真っ直ぐ受け手に伝わるわけでもないし、比喩表現をしたとてその比喩が書き手と受け手で同じイメージを描けなければそれもまたそうだし、どっちもどっち、な気がするんだよな。ム、ムズ。

「文章においての受け手の才能」という言葉をTwitterで見かけて、あー、と思った。

受け手の才能。書き手の才能。重要なのはどっちなんだろうな。いや、どっちが、とかないような。行間を読み取るのは受け手の才能な気がするけど、何でもかんでもに意味を持たせようとするとまたそれは違うというか...。

 

だらだらと何を言っているんですかね。私は書くのが楽しいから書いているだけなんですが。

なるべく正しい言葉を使って、使われなくなった、珍しい言葉、などを拾って、思ったことをそのままそのままに書けたらいいわねー。

 

音楽も文も面白いです。それだけはわかっている。ピースピース。

今年もあと三ヶ月でおじゃる。ぎゃー! みなさまどうぞ健やかに。ほいじゃ。

 

2020夏の間に読んだ本

ピースピース。鮭です。

この夏は社会人になってから一番本を読みました。学生の頃のように。よく考えたら図書室という部屋やばいよな。いいなー。図書館行けという感じですね。ははは。行くか。

というわけで、以下、夏(6月〜8月)に読んだ本一覧。

 

6月

・晩年の子供/山田詠美

・熱血ポンちゃん膝栗毛/山田詠美

・蝶々の纏足・風葬の教室/山田詠美

・あおい/西加奈子

7月

・トラッシュ/山田詠美

・猫を棄てる/村上春樹

・白いしるし/西加奈子

太陽の塔森見登美彦

・一人称単数/村上春樹

つるつるの壺町田康

・いつだってティータイム/鈴木いづみ

8月

・生きてるだけで、愛/本谷有希子 (再)

・今夜、すべてのバーで/中島らも (再)

・噂の女/奥田英朗

・八本脚の蝶/二階堂奥歯

砂の女安部公房

ノルウェイの森村上春樹(再)

・異邦人/カミュ

東京奇譚集村上春樹

・四畳半タイムマシンブルース/森見登美彦

・すべて真夜中の恋人たち/川上未映子

・オモロマンティック・ボム!/川上未映子

 

よく読んだな。こうやって並べるとなかなか。特に8月はお盆休みで9連休だったし、あちこち出かけて本を買ったりしたのもあり(ブックオフのサマーセールは最高!)、よく読んだ月になったな。ていうか8月、まだ半分残ってるし。

まあ沢山読んだからって別にどうってことはないんだけど。問題はその先なので....。いい作品に触れてもそれを自分の中に取り入れられるかどうかって自分次第なんで....。

また偉そうなことを言っとる。殴りましょう。

 

殴ったので、印象に残った本などについて書きます。

・晩年の子供/山田詠美

メロンの温室、煙草の畑、広がるれんげ草の群れ。香り高い茶畑、墓場に向かう葬列、立ち並ぶ霜柱など。学校までの道のりに私が見た自然も人間もあまりにも印象的であった。心を痛めることも、喜びをわかち合あことも、予期しない時に体験してしまうのを、私はその頃知った。永遠の少女詠美の愛のグラフィティ。(紹介文より引用)

あー、山田詠美はませた子供って言われる子供だったんだろうなー、というのがわかる本です。実際ませてるし。でもみんなそうなんじゃないか、と思う。というのは、私も子供の頃まあまあ色々考えてたので、それなりに。だから子供扱いされるのが嫌でしょうがなかったな。「子供だけど子供じゃねーし、舐めんな」とか思ってました。

でも自分が歳とってから子供見たら、なーんも考えてなさそうに見えるんだよなあ。不思議だ。私の子供に接するときのモットーは「同じ目線」です。子供扱いはしない。自分がされてむかついたから。

みたいなことをね、思い出しました。少女が女、になる瞬間、とかねー....。山田詠美はこう、匂い立つ女を描くよな、と思う。

 

つるつるの壺町田康

妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思ったけれども、それでもほつほつ続けるうち私自身が因果そのものとなり果て…。町田節爆発、クールでキュートなエッセイ。

ウフフ........。ほんと面白い............。

 

・トラッシュ/山田詠美

人を愛した記憶はごみ(トラッシュ)のようには捨てられない。それがどんなに苦しんだ記憶でも。黒人男性・リックに恋をし、彼の連れ子のジェシーとぶつかりながらも、三人で暮らす日本人のココ。しかし、ココから逃げるように、リックは毎晩酒びたりになる。献身的に彼に尽くすココ。だが、求めれば求めるほど彼は遠くなる……。(紹介文より引用)

これはあれです、「ジェシーの背骨」という短編の続き。多分読まなくても話はわかると思うけど、でも折角なら読んで欲しいですね。順を追って。

もう本当に体力つかった。読むのに。疲れた。痩せた。痩せてない。しかも読み終わった感想、どうしようもないよねー他人の気持ちは、という感じ。これは突き放す感じじゃなくて、いや逆にだから誰かを傷つけることになったとしても、きちんと誠意を持って接すれば愛を追いかけてもいいんだよ、というか。難しいし寒い言葉になるな。やめよう。読んで痩せてください。

 

・白いしるし/西加奈子

失恋ばかりの、私の体。私は彼のことが、本当に、好きだった。32歳。気づいたら、恋に落ちていた。軽い気持ちだった、知らなかった、奪えると思った。なのに、彼と関係を持ってから、私は笑えなくなった。恋は終わる。でも、想いは輝く。極上の失恋小説。(紹介文より引用)

私、さては西加奈子好き? と思った。彼女の作品は「きいろいゾウ」しか読んだことがなくて、「あおい」を6月に読み、あーいい関西弁だなー、とか思いながらこれを読んで、あーいい小説だ、となり、どれも読んだあとなんとなく恋に肯定的になるな、と気付いたんですね。遅いね。

比較するのは申し訳ないんだけど、私にとって山田詠美とかよしもとばななは、即効性があって、その分読むのに体力も必要で、という感じでして。対して西加奈子はこう、さらさら抵抗なくパワーも必要なく読めるんだけど、ぽっとじんわり暖かい、みたいな、漢方薬みたいな(は?)。知らんけど。

本編についてですか...。未来がないとわかっているけど捨てられない恋、みたいなのを、形が変わって色も褪せて味もしない恋だったもの、を、握りしめて離せない人におすすめです。

 

・今夜、すべてのバーで/中島らも

薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような・・・・・・。アルコールにとりつかれた男・小島容(いるる)が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。(説明文より引用)

これは再読です。酒浸りの友人に教えてもらって、五、六年くらい前に読んだかな。当時は、中島らもの文を読むのに慣れていなくて、なんというか、文字を追うので精一杯、みたいな感じだったと思う。その証拠に感想を何も覚えていない。

で、久々に読んだら、まあー、泣きました。泣く。泣いてしまう。あとアル中に詳しくなれる。なんだろうな、自分も酒を飲むようになって、酔う感覚とか酔いすぎて死にそうな感覚とか(肝臓を壊したことはないけど)がわかるようになったから感情がぐーっと入っていったというか、うーむ。嗚呼、さやか。

酔っ払いながら読むのはやめましょう。普通に話がわからなくなります。

 

ノルウェイの森村上春樹

暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。(紹介文(上)より引用)

これも再読です。高校時分に読んだ。まだその頃は性とかなんとかわかってなくてねー、ははは、エロいシーンばっかりに目がいって...しょーもな! まあそんなもんですよ、思春期なんて。村上春樹も「この本ではセックスと死しか書いてない」って言ってるらしいけども。まあ確かにめちゃくちゃセックスするけど。

私もそれなりに大人(アダルト)になりましたし、というところで久々に読んだら、なんだろうなー、死ぬ人は何をしようが死ぬ時は死ぬ(どうしても死に引っ張られている人のこと)よなあ、とか、ワタナベ(僕)は若いからかやたら傲慢で身勝手で幼いなあ、とか、愛のないセックスで擦り減らない人(滅多にいない気がする)と擦り減る人とに分かれるなあ、とか思いました。

友人は「孤独な話」って言ってたな。どこに感情を入れるかによると思う。私は女だし、ミドリに感情を入れてしまったので、いくら「僕」目線で描かれてても彼に対しては「しょーもな」とか思ってしまった。はは、若いからねー。これからいい男になれるといいね。グイグイ読めるけど重いパンチがガンガン入る。そんな感じでした。

 

・四畳半タイムマシンブルース/森見登美彦

水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界 は消滅の危機を迎える。そして、 ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。 森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『 四畳半神話大系』。ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『 四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『 サマータイムマシン・ブルース』。 互いに信頼をよせる盟友たちの代表作がひとつになった、 熱いコラボレーションが実現!

サマータイムマシンブルース四畳半神話大系も好き、とくればこれは喜びの大回転な新刊でした。小躍りしながら買って即読んだもんね。

オチも途中のボケも何もかもわかってるのに四畳半のキャラクターが生き生き動いてるのもあって、もう面白く読んだ。しかし森見登美彦の文章、前より読みやすくなったな。あの堅い感じが少しなくなったというか。気のせいか? それにしても、森見登美彦が描くキャラクターってなんでこんな全員愛しいんだろうな。四畳半のアニメ観たくなってきた。

このクソ暑い夏の間に、映画も本も是非読んでいただきたく! この前に紹介した本で頭が凝り固まって心が殴られまくったら一息つける。私は一息つけた。イェーイ。

 

・すべて真夜中の恋人たち/川上未映子

「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった――。芥川賞作家が描く究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。渾身の長編小説。(紹介文より引用)

静かで淡々としている。でも、淡々としてるのに沸々としてるというか、なんだろう、何かがあるんだけどのぺーっと日々が流れたいくというか。そういう文章だな、と思った。この本の主人公がそんな女の人だったからっていうのもあるかもしれないけど。

女目線の、女に対しての観察眼が鋭くて、もうヒェェとなる。辻村深月とかもかなりウワァァァとなるけどそれとはまた違う感じの。なんか、批判というか、嫌な女を描く時、すら淡々としてるというか...。事実、として描いている感じがするというか...。うまく言えねー。

人によっては「えーわからん。」となりそうな気もする。すっきりした終わり方でもないし。でもねー、こういう感じだと思うんだよな、実際のところ。うん。私はすごく好きでしたね。現実と非現実がうまいことブレンドされている感じで。全然うまく説明できません。ダメです。読んでください。

 

 

........とりあえず以上! 8月まだまだあるやん、て感じですが、お盆休み中ゆっくり読める日ももうないし、ここらでまとめさせてください。既に文字数多すぎるし。

紹介にも感想にもなってないような書き殴り文を読んで、読んでみたくなってくれたら嬉しいでございます。もし読んでくれたら私と話をしましょう。人の感想を聞くの好きなんだよな。

 

はー、いっぱい打って疲れた。まだまだ積読してるから読むぞお。読むぞお。おお。ほいじゃ。

ハハハ八月

ははー、8月である! 絶賛9連休、4日目をうだうだ消費しております、皆様お元気でしょうか?

連休になるとゴミを出す日、で曜日を確かめる、みたいなところがありますが、今朝燃えるゴミを出したらマジで殺人的な悪意を感じる暑さでしたね。どうなっちゃってんだよ。おかしくなっちゃってんだよ。というわけで、カーテンも開けられず、冷房の効いた部屋でスピーカーから坂本慎太郎を垂れ流しつつ、こうしてチマチマとインターネットに文を垂れ流しているわけです。

 

というわけで、最近ですか。友人と喧嘩したり不眠っぽくなったり悪夢ばっかりみたり淫夢みたりドドドッと本読んだりです。いつもの日々です。ただ、一度幻滅しかけて縁を切ろうとした友人、と、また良好な関係を築くことができました! やったー!

なんというか色々、それこそ眠れなくなるくらい考えて、邪念というか無駄な感情を少しずつ減らしていった結果、「たしかに異性としては最低だけど、それで彼のいい部分がすべて失われるわけではないな」というところまで気持ちが整理、分別できたのです。話しててかなり楽しいし、私のギャグをすべて拾ってくれるような気の合う友人だったので本当によかった。これがここ最近でよかったことです。

 

あとは長期休暇恒例の餃子を作ったり、高校時代の友人(5月に結婚した! おめでとう!)と昼からビール飲んで超喋ったり、しています。いい休暇だ。

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最終日は友人と、動物園行ってドラえもんの映画を観る、という計画を立ててるんだけど、その間、真ん中、が、マジで予定ない。自粛自粛、で一人で遊ぶのは慣れてるんで全然構わないんですけどね。昔から一人遊びは好きなので…。最近描いてなかったし、絵でも描くかな。時間はある。

 

とか言いながらね、今日は昼からビールと餃子でお先です! だったんだけど、ビール飲んで今の今まで寝ていました、ギャハハ。この上までは寝る前に書いたんですね。カーテン開けられないとか言ってるから。びっくりするよな、時々時空旅行してるんですよね。ハアー。ま、いいです。

「惰眠を貪る」とかいう表現あるけど、「惰眠」ってなんやねん、と思います。めちゃくちゃ寝て過ごして何が悪いんだろうか、と…(惰眠【だ−みん】:なまけて眠ること。転じて、何もしないで怠けていること。活気のまるでないこと。(goo辞書より引用))。眠らないと人間は死ぬんだぞ! などと申しておりますけども。まあ確かに寝てる間って何も生産できないしね。怠ける=悪、みたいなのやめていこうぜ、そしたらみんなもっとお互いに優しくなれるんじゃないかな? 違いますか? あ、そうですか。もういいです。

 

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まあ本当に殺人的な暑さなので這いつくばりつつ生きていきましょう。夏は暴力じゃ。